自分自身を評価する その4
あなたがたは見えない世界からやってきて、
この物質世界の身体として焦点を結んだ。
そしてさまざまなものに関心を向けることによって、
自分のなかでさまざまな周波数の波動を活性化させます。
今関心を向けた結果として活性化された周波数、
それがあなたがたのなかの「源(ソース)」の
視点から波動としてフィードバックされてきます。
例えば、あなたが鏡を見てそこに映る自分を軽蔑し
(自分が好きでない、価値がない、有能でない、
後ろめたい、「まだ十分じゃない」と感じ)、
自分は「ダメな人間」だ、「悪い人間」だと
暗いネガティブな気持ちになって、
さらには「自責の念」にかられたとします。
そのようなネガティブな気持ちになる理由は、
自分に関する今の「あなた」の見方が、
自分に関するあなたの「源(ソース)」の
透徹した見方とあまりにも違うことにあるのです。
あなたが鏡を見てそこに映る自分に誇りを感じ、
あるいは何かに熱意を覚え、
自分が好きだと思い、自分に満足するとき、
その気持ちがとても明るく前向きであるのは、
あなたが自分を常に賛美している
「源(ソース)」と同じ波動を出しているからなのです。
誰かを見ているときも、同じことがあてはまります。
暗いネガティブな気持ちになるときはいつも
——その気持ちをなんとよぼうと、また
その気持ちが激しくてもそう激しくなくても——
必ずただ一つのことを意味しています。
人間としてのあなたが「源(ソース)」の見方から
外れた見方をしている、ということです。
ここを理解できればしめたものです。
なぜなら、そこが意識的に見分けられるというのは、
本当の意味で、つまりリアルタイムで一瞬一瞬に、
意識して自分の「ナビゲーションシステム」を
起動させている、ということだからです。
そうすれば、いつでも自分の居場所がわかり、
広やかな視点との位置関係がわかります。
これはあなたがたにとってとても価値のあることです。
その広やかな視点とは、
今までのあなたの集積だからです。
その広やかな視点とは、
最も発展進化した形の「永遠であるあなた」だからです。
————『実践 引き寄せの法則』より
自分が完璧であることを認め、
「そうです、わたしは健康です」
と言ったら、一瞬そういう自分になりきってもらいたい。
そのように感じられる場所に入り込んだ
自分自身を思い浮かべるのだ。
「そうです、わたしは素晴らしい母親です。
そうです、わたしは最もクリエイティブなアーティストです。
そうです、わたしは世界の思考と新しいアイデアの発案者です」
そのような気持ちを強調する言葉を見つけてもらいたい。
「そうです、わたしはここにいます」
友よ、あなたの仕事は……あなたが
しなければならないことは「すること」とは関係ない。
あなたの仕事は、自分の強さ、完璧さ、健康、才能、
素晴らしさを感じられる地点に、どんな手を使ってでも、
自分自身を持って行くことだ。
自分に好感を抱ける地点に。
もしわたしたちがあなたで、
わたしたちに批判的な人物がいたら、
その人物を遠ざけるだろう。
その種の否定的な強化を必要としていないからだ。
わたしたちがいつも考えていることで、
欠如感をもたらすものがあったら、
わたしたちはしばらくの間、意識してその話題を避けるだろう。
言い換えれば、あなたの仕事は
気持ちのいい地点に自分自身を持って行くことなのだ。
なぜなら「すべてであるもの」の引き寄せの作用点になるのは、
あなたの感情だからだ。
わたしたちが、「あたなは創造者だ」と言うと、
家具を作る、家を建てる、帝国を築く、人間関係を作る
といったことについて話しているのだとあなたは考える。
だが、そうではない。
あなたの存在状態の創造について話しているのだ。
それを理解し、それに最大の注意を払えば、
宇宙はあなたという存在をあなた自身も驚くような
輝かしい物質的な衣装で包んでくれるだろう。
あなたはそれを
行動することによって行うことはできない。
どのように感じたいかに
焦点を当てることを通して行うのだ。
————『引き寄せの法則の本質』より
自分のことを高く評価できている時って、
とてもいい気分になりますね。
鏡に映る自分を誇らしく思う。
顔が自然にほころんで、ニヤッとしてしまう。
幸せな気分です。
自分で自分をいつも高く評価できれば、
いつでも幸せを自給自足できます。
でも、世間や誰かの評価を頼りに自分を評価するのなら、
自分の幸せは、常に世間や誰かの評価次第ということになります。
好みも価値観も一人ひとり違うのに。
それって、おかしいですね。
例えば、偉大な芸術家が作品を創作する。
出来た作品を見た人が「素晴らしい!」と賞賛する。
別の人も「美しい!」と褒め称える。
事実、それは素晴らしいし、美しい。
「!」
でも、その芸術家は作品を壊してしまう。
なぜ?
自分が納得いく出来映えではないから。
その作品では、自分の心が満足しないから。
芸術家はまた新しい作品を作り始める。
世間や誰かの基準ではなく、
自分の基準で自分の心を満足させるために・・・。
私たちそれぞれが自分の心を基準に生きれば、
誰かからの評価を頼りにしなくても
今ここで幸せになれます。
何回離婚していても、
一度も結婚していなくても、
何回仕事を変えていても、
学歴やスキルや資格がなくても、
いい歳してアルバイトでも、
借金があっても、
病気でも、
世間的に見て最悪な状態でも、
たった今、自分の気分がホッとして楽になったり、
いい気分になれる方法を考える。
それをやり続けるだけでいい。
というのがエイブラハムの教えの素晴らしいところです。
私の場合、エイブラハムの教えを実践してから
自分を高く評価できるようになりました。
未解決の問題もあるし、
目の前の現実もそんなに大きくは変わりませんが、
毎日のほほんと平和に暮らせるようになりました。
「自由」と「喜び」と「成長」は、
自分の「心」を基準に生きようと決めたら、
少しずつだけど確実に手の中に落ちてくるもんですね。
最後にもう一度この言葉を。
あなたの仕事は、自分の強さ、完璧さ、健康、才能、
素晴らしさを感じられる地点に、どんな手を使ってでも、
自分自身を持って行くことだ。
自分に好感を抱ける地点に。
- 2018.08.30 Thursday
- おもい
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- by 白樺整体院