前回の記事で、
「ネガティブな思考と感情が、細胞の力を奪う」
と書きました。
でも、何かの出来事が原因で
ネガティブになっている自分がいたとしても、
そういう自分を責めたり否定したりする必要はありません。
また、ネガティブな思考や感情が湧いているのに、
それらを全く思っていないことにしたり、
感じていない振りをする必要もありません。
ネガティブな思考や感情が湧いてきた時には、
抑圧せずにただ感じ切ればいい。
感じ切って行かせればいい。
このことについては、
私の体験を書いたこちらの記事をご覧ください。
今日は、また別の方法について書きたいと思います。
どういう方法なのかというと、
それは自分と他者に「思いやりを持つ」ということ。
————『新・ハトホルの書』より
人生においてあなたが出来事を
どのように体験するかという方法はたくさんあります。
その際、わたしたちが「もっとも高次の選択の発現」
と呼んでいるものを取り入れてみてください。
その意味するところは、
みずからが最大のレベルの気づきと選択、
そして最高レベルの共鳴振動を生み出せるような、
内なるつながりまたは内的姿勢を見分けるということです。
もっとも高次の選択の発現は、思いやりを基本にしています。
つまり何が起ころうと、それに関わりなく
いつでも思いやりの内的姿勢が保てるということです。
そこには、人生の状況に対する自分の反応を
受け入れると同時に他者の反応も受け入れるという、
受容の共鳴があります。
まわりの人々の反応に同意できないときにも、
あなたは思いやりの状態でかれらを受け入れます。
つまり、かれらがそういう反応を体験している
ということを受容するのです。
あなたがこの心理状態あるいは感情状態にあれば、
自分と相手の反応が異なっても心穏やかでいられます。
あなたが思いやりの気持ちにあれば、
だれもがその時点においてできるかぎりの力を使って
最大限の進化を遂げようとしていることがわかり、
その理解から行動を起こすようになります。
したがって、挫折感、悲しみ、怒り、
責めなどがわいてきても、そうした感情反応は、
思いやりによって受容という内的姿勢に変わっていくのです。
すると、そこに注目すべきことが起こります。
ものごとに対する自分の否定的な感情反応を、
健全なかたちで(すなわち、だた自分が体験している現実として)
受け入れるやいなや、その反応は変わりはじめ、
否定的なエネルギーも消えてしまうのです。
そしてあなたのもとには澄んだ意識が戻り、
自分にものごとの選択権があることを思い出すでしょう。
自他に思いやりを持つことであなたの周波数が上がり、
それが運命を変える鍵となるのです。
思いやりはあなたがそうした高次の
共鳴振動に到達するための入口であり、
そこからあなたの運命はきわめて奥深く
美しいやり方で変わっていきます。
運命を変えるこの鍵は、あなたの人生のあらゆる瞬間に、
そして他者との相互作用が生じるごとに出現します。
あなたが意識しているいないにかかわらず、
あなたの人生の一瞬一瞬が選択の機会です。
人生で経験するすべてのことに対し、
気づきと受容と思いやりを選択すれば、
そこに叡智と平和がもたらされるでしょう。
すべての存在は進化の途上にあり、
つねに自己にとってその時点で可能な
最善の選択をしていることを知ってください。
あなたの選択がほかのだれかに
苦痛をもたらすことがありうるように、
他者の選択があなたや別の人に
苦痛を及ぼすこともあるでしょう。
しかし、思いやりと受容という
一見理不尽な生き方を貫き通すことで、
どんな否定的な感情反応をも霧散させ、
澄んだ意識を回復することができるのです。
固定的で不変のものは存在しません。
変化こそ常なるものです。
あなたが自分の気づきを受容と思いやりという
オクターブにシフトさせるなら、あなたは霊的に言う、
より高波動の領域へと移行することになります。
そしてあなたは求めていた
高次の運命へと導かれていくでしょう。
自分が今思っていることや
今感じていることに対して、
思いやりと受容の気持ちを持ってあげる。
焦っていても、緊張していても、不安に感じていても、
腹が立っていても、怖がっていても、悲しくても、
自分のことを無力に感じていても、今の自分が嫌いでも、
そのまんまの自分で「オッケー」にしてあげる。
「よしよし」って、
自分で自分を抱きしめてあげる。
自分が思っていることや感じていることに対して、
「良い」「悪い」の評価をせず、
「思っていいよ、感じていいよ」って、
思うこと感じることを許してあげる。
赤ちゃんがはじめて歩く時を見守るように、
子どもがはじめて自転車に乗る時を見守るように。
あたたかい目で自分を見守ってあげる。
自分自身に思いやりを持てるようになってはじめて、
現実に対して自分と違う反応や表現をしている
他者(の存在状態)にも、思いやりを持てるようになります。
今の自分自身のことを認めない、自分に厳しい、
自分が嫌い、いつも他者と自分を比較する、
しょっちゅう自分にダメ出し、
自分に思いやりなんかとても持てない。
そういう状態の人が他者を思いやろうとすると、
ただの我慢や自己犠牲になってしまいます。
「思いやりにみせかけた我慢や自己犠牲」は、
家族、夫婦、恋人、職場などの
あらゆる人間関係をおかしくしていきます。
余談ですが、「忘己利他」という思想は、
自分に思いやりがある人、自分を尊重している人、
自分に正直な人、自分を愛している人、
つまり真に利己的な人でないと実践できませんね。
ソースはどんな状態の人にも、常に幸福を流し続けています。
ふと太陽を見上げた時に、
エイブラハムのこの言葉を思い出しました。
この世界は思いやりでできているんだなぁと思ったら、
ちょっと涙が出ました。
最後に。
ものごとに対する自分の否定的な感情反応を、
健全なかたちで(すなわち、だた自分が体験している現実として)
受け入れるやいなや、その反応は変わりはじめ、
否定的なエネルギーも消えてしまうのです。
そしてあなたのもとには澄んだ意識が戻り、
自分にものごとの選択権があることを思い出すでしょう。
自他に思いやりを持つことであなたの周波数が上がり、
それが運命を変える鍵となるのです。
これ、実際にやってみると、
本当に心が澄んでニュートラルになりました。
ぜひお試しください。