幸せの道

斎藤一人さんの言葉です。

 

 

 「幸せの道」って話なんですけど。


 「幸せの道ってドコにあるんですか?」って。

 

 そんなもん無いんです。


 非常に残念です。

 草原と同じです。

 

 「わたし芸術家になりたい」
 芸術家だっていろんな芸術家あります。


 「わたしサラリーマンになりたい」
 「商人になりたい」
 「わたし役人になりたい」

 

 いろんな人がいます。

 みんな自分の好きな道を歩きます。

 

 その道を、「今日朝目が覚めて幸せ」

 「ごはんが食べられて幸せ」

 「みんなといられて幸せ」
 「幸せだ、幸せだ」と言いながら歩いた人の後ろに、

 「幸せの道」ができています。

 

 不平とか、不満とか、愚痴とか、

 泣き言とか言いながら歩いた人の後ろに、
 「不幸の道」ができています。

 

 遠くに幸せを求めないでください。


 遠くに幸せを求めると、

 ほとんどの人が行き着きません。
 苦しくなるだけです。

 

 それより、今の自分の幸せに気がついてください。

 

 「ごはんが食べられて幸せ」

 「花が見られて幸せ」


 どうしても幸せと思えない人は、

 1分だけ息止めてください。

 1分後に必ず「息が吸えて幸せ」(笑)

 

 「幸せだ、幸せだ」って言いながら

 歩いたこの「幸せの道」は、

 必ず成功の道に繋がってます。

 

 

 

 

 

私の知人には、

ものすごい不幸を経験をした方が何人もおられます。

 

大病を経験した方、

ウツ病を克服した方、

親から虐待を受けた方、

学校でいじめられた方、

幼い我が子を亡くした方、

大人になった息子や娘に先立たれた方。

 

先が見えないあの苦しさや、

我が身をひきちぎられるようなあの悲しみ。

 

今、目の前にある問題は、

あの悲しみよりももっと辛いものなのだろうか?

このムカつく人は、あの苦しみよりも強大だろうか?

 

そうやって、自分の最悪だった時と

それを乗り越えてきた自分を思い出してみると、

目の前にある多くの問題は、

そんなに大したことではないと思えるようになります。

 

私の場合、はなちゃんの亡骸を抱いたあの苦しみに比べたら、

日常に起こる大概のことは「まぁ、こんなもんだ」

と思えるようになりました。

 

闇や苦しみがあるから、

当たり前にある光や喜びのありがたみが分かる。

 

強くもなれるし、優しくもなれる。

自分の人生を好きになれる。

 

はなちゃんから、

今年最大のギフトをもらったような気がします。

 

そして、2016年に歩いた道を振り返ってみたら、

沢山の幸せと喜びがありました。

 

2017年も、自分の歩いた後ろに

幸せの道を作っていきたいと思います。

 

 

みなさま、今年も本当にありがとうございました。

 

 

2017年、みなさまに沢山の喜びと幸せがありますように。

 

 


はなちゃん

この日が来るのは、

私が50歳になる頃だろうと思っていました。

 

いやいや、もっと先かも知れない。

 

そんな風に思っていました。

 

どう書こうか整理がつかないまま書き始めたので、

だらだらと長い日記になってしまうと思います。

 

しめっぽい話が嫌いな方は、

どうぞこの日記は読まずにスルーしてください。

 

 

26日の正午。

 

愛するはなちゃんが天国へと旅立ちました。

 

 

死因は、卵管と卵の癒着でした。

 

22日の昼過ぎに突然元気がなくなり、

病院で診てもらいながら経過観察をしていましたが、

26日の朝に容態が悪化。

 

お世話になっていた病院が休診日だったので、

急遽別の病院で処置をしてもらいました。

 

はなちゃんが旅立ったのは、

その1時間後の出来事だったそうです。

 

私は朝イチから昼過ぎまで仕事が入っていたので、

病院には立ち会えませんでした。

 

施術を終えた午後1時。

急いで2階に様子を見に行くと、

ウチの奥さんの手の中には冷たくなったはなちゃんがいました。

 

病院からお借りした小さなプラスチックのケース。

 

最後は、湯たんぽが入ったその中で突然バタバタと羽ばたき、

奥さんが手を差し伸べると、

その手の中でそっと首を伸ばしながら

静かに息を引き取ったそうです。

 

 

はなちゃんの身体からはいい香りがしました。

 

4日も水浴びをしていないのに、

いつもと同じいい香りでした。

 

声を上げて泣きながら、

何度も頬ずりをしてキスをしました。

 

 

亡骸があるとずっとそこに執着してしまうので、

その日の内に火葬することにしました。

 

出張で火葬に来てくれる業者さんを待つ間、

奥さんと二人でプラスチックケースを病院へ返しに行きました。

 

気持ちのいい天気でした。

 

帰ってからご飯を食べました。

 

二人分のご飯をお茶碗によそうと、

保温ジャーの中に残っている玄米はあと少し。

 

業者さんから渋滞でかなり遅れると連絡が入ったので、

酵素玄米を炊くことにしました。

 

前回玄米を炊いたのが21日。

 

その時には元気だったはなちゃんと一緒に玄米の仕込みをしてから5日後、

まさかこんなことになるとは思いもしませんでした。

 

 

 

 

玄米をさっと洗い、

泡立て器で玄米をグルグル5分以上かき混ぜ、

火にかけて約1時間で炊き上がりです。

 

 

炊き上がる少し前に業者さんが到着。

 

これからの段取りの説明を聞き、

ワンボックスカーに搭載されている焼き場の中に、

はなちゃんの身体をそっと置き合掌。

 

だいたい1時間後にはお骨を拾えますが、

小鳥はそれより少し早いと思いますとのこと。

 

お骨を拾えるタイミングでまた呼びに来ますというので、

お家の中でぼんやりと待ちました。

 

酵素玄米は炊き上がって出来上がりではなくて、

その後50分蒸らしてやっと出来上がります。

 

業者さんが呼びに来られた時が、

ほぼその蒸らし上がりの時間でした。

 

 

あぁ、やっぱりはなちゃんだなぁと思いました。

 

 

焼き上がったお骨は、

はなちゃんの形そのままで、

その姿を見るとまた泣いてしまいました。

 

 

はなちゃんを火葬した後にもご予約が入っていたので、

いつも通り淡々と施術をさせていただき、

笑顔で色んなお話をしました。

 

前日に泣きすぎて酷い顔になった昨日も、

ほとんど回復した今日も、

いつも通り何人もの方に施術をさせていただきました。

 

仕事があるというのは本当にありがたいことで、

悲しみに浸る間がありませんでした。

 

来てくださったみなさまのおかげです。

本当に感謝しています。

 

 

空いた時間には、斎藤一人さんのお話を聴きながら、

黙々と年賀状の切手貼りや宛名書きをしました。

 

一人さんのおかげで、

身体の芯がスッポリ抜けた感じがなくなり、

いつの間にかすっかり元気になりました。

 

 

私ははなちゃんのことを娘のように思っていましたが、

彼女にとって私はパートナーでした。

 

ウチの奥さんは、

そんな私とはなちゃんを見るのが大好きで、

とても幸せだったそうです。

 

 

22日に印刷屋さんから仕上がってきた年賀状には

はなちゃんの名前が入っていますが、

あえてそのままにしました。

 

 

はなちゃんの身体には大き過ぎる骨壷の底に

ちょこんと入ったはなちゃんのお骨は、

ケージやお花やブランコや最後までビビっていたホヨヨボールと一緒に

2階のテーブルの上にあります。

 

でもそこには、

はなちゃんがいないのがよくわかります。

 

感じればまだ近くにいるようにも感じるし、

もう光の世界へ行ったようにも感じます。

 

 

 

 

はなちゃんを愛してくださったみなさま、

本当にありがとうございました。

 

 

はなちゃん、ありがとう。

 

またいつか会える日まで。

 

今はとりあえず、さようなら。

 

 

 

 


自分探しの旅

今の自分を肯定することが、

幸せへの一番の近道だと思います。

 

なぜなら、「自分を認められない=幸せ」

という図式は絶対に成り立ちませんから。

 

そして、今の自分を肯定するには、

今の自分の人格を作り上げた

過去への認識を変えることが必要です。

 

斎藤一人さんのこの音声は、

過去の自分への認識を塗り替えるのを助けてくれます。

 

 

お時間がある方は是非聴いてみてください。

 

 

 

 


隔膜の連動性

昨日の記事に書いた骨盤底筋は、

呼吸に合わせてこんな風に動きます。

 

 

 

 

以前にもご紹介したこの動画は、

呼吸と共に連動する全身の隔膜の動きを

3Dで理解するのにとても役立ちます。

 

 

瞑想をされる方は、呼吸を観察するのにプラスして、

こういう隔膜の動きを観察してみると面白いですよ。

 

 


骨盤下口からこんにちは

いつも施術中に見ている風景。

 

骨模型だとこんな感じ、

というのを時々確認します。

 

 

 

 

筋肉や内臓がついている実寸模型なら更に良いのですが、

骨格だけでも自分が普段感じている部分がどこなのかを再認識するのに役立ちます。

 

実際に道路を通って地図を頭に入れるのと同じで、

こうやっておくと自分が今どこにいるのかがわかる。

 

道に迷わずにすむ感じです。

 

 

そして、はなちゃん登場。

 

 

 

 

彼女がいるのが「骨盤下口(こつばんかこう)」。

 

ここについている筋肉が「骨盤底筋(こつばんていきん)」です。

 

その上に乗っているのが、膀胱、

膣から子宮(女性)、前立腺(男性)、直腸。

 

腰痛、生理痛、子宮の後傾、

出産後の骨盤の問題、便秘、尿漏れなどなど、

骨盤にまつわる不調には、

骨盤底筋の調整が有効な方法の一つだと思います。

 

 

左右の踵(かかと)をくっつけて

30秒正坐をするという健康法があります。

 

この正坐をすると左右の踵が坐骨の間に入るので、

骨盤底筋のバランスを整える効果があると思います。

 

開脚や牛の顔のポーズなどのストレッチもオススメです。

 

 

 

 

底にある組織のバランスは、

その上にある組織のバランスにもつながりますね。

 

 

 

 


主の祈り

クジラと泳ぐ』の中に書かれていた「主の祈り」です。

 

何年か前の記事に、ダスカロス作の

キリストのたとえ話』の中から引用しましたが、

今日は改めてこの本の中にある祈りの言葉をご紹介したいと思います。

 

 

 

 天におられるわたしたちの父よ、
 御名(みな)が崇められますように。
 御国(みくに)が来ますように。
 
 御心(みこころ)が行なわれますように、
 天におけるように地の上にも。

 わたしたちに必要な糧を、今日もお与ください。

 わたしたちの負い目をおゆるしください。
 わたしたちが負い目のある人をゆるすように。

 誘惑にとらわれているとき、私たちをお導きください。
 悪いものから救ってください。


 王国と力と栄光は、
 永久(とこしえ)にあなたのものでありますから。

 


 絶対無限の存在である神よ。

 永遠の生命(いのち)であり、
 愛であり、慈悲であり、全知全能なる存在として、
 御自身の中で顕している神よ。

 あなたを、真理として理解することができますように、
 私たちの理性を光で照らし出してください。

 あなたの愛を、
 あなた御自身と他のすべての人々に対して
 映し出すことができますように、
 わたしたちの心を浄(きよ)めてください。

 

 

 

私の場合、この祈りの言葉を読むと心が静かになります。

 

祈っている時間だけではなく、

日常生活の瞬間瞬間を祈りの心で生きられたら最高ですね。

 

 

いつかはそうありたいなぁと思います。

 

 


エレメンタル

 害あるエレメンタル(※)たちは、

 地球すべての国に伝染病のように広がっている。

 どこに行っても人は混乱している。

 それは神がそのように人間をつくったからではなく、

 人間が人間をそのようにつくっているからだ。

 

 人びとは「頑固さ」を真の意思の力と間違え、

 「誘惑」を機会と勘違いする。

 

 しかしいちばん重大な勘違いは、

 「自己」を人格が鏡に映った姿と混同することだ。

 

 半潜在意識的レベルにある私たちの人格は、

 私たちの移り変わる感情、想念、態度の総計である。

 これらの矛盾しあう力と弱さが鏡に映るとき、

 私たちの真の「自己」は歪んだ、ぼやけた像として映る。

 

 

       —— ダニエル・ジョセフ 著 『クジラと泳ぐ』より

 

 

※エレメンタル

 あらゆる思考・感情・欲望はエレメンタル(=想念形態)をつくり出す。

 エレメンタルは特有の形態・エネルギー・

 知性を持つ固有の存在として生き続ける。

 同じ種類のエレメンタルは集まって

 強力なグループ・エレメンタルを形成する性質があるので、

 個人であれ団体であれ、同じような振動数の場合は、

 こうしたグループ・エレメンタルを引きつけることになる。

 

 

 

他者に不快感を与えていたり

迷惑をかけていたとしても自分の言動を変えようとしない、

人の言葉に耳を傾けないなど、

「頑固さ」は身近な人間関係に害をもたらします。

 

また、頑固な人は身体の不調を起こしやすいともいいます。

 

斎藤一人さんは、

「頑固な人と頑張りすぎる人はガンになりやすい」と仰っていました。

あと、「やまいだれに品物が山ほどと書いて『癌(ガン)』。

だから、色んなものを食べ過ぎる人もガンになりやすい」とも。

 

ただ、ベロベロに酔っ払っている人が

「まだまだ酔ってませんよ〜」と言うのと同じで、

頑固な人も「自分は頑固じゃない!」と言うことが多いですね。

 

 

「誘惑」を機会と勘違いする。

 

例えば「何かを手に入れたい」という欲望が生まれると、

それに向けてどんどん欲望が加速していくことがあります。

 

車でも洋服でもバッグでも仕事の成功でも、

「これが欲しい!」と思ったら、

インターネットで色んな情報を調べる。

 

調べれば調べるほど「欲しい!!」が加速して、

熱に浮かされたようにどんどん欲しくなる。

 

「今だけの値引き」「限定モデル」「この機会を逃すと…」

「この方法を知らないと成功できません」とか、

そんな文句があったら「ポチ」っとクリック。

 

そして、いざ手に入れてみると、

「・・・あれ?これって、本当に必要だったかなぁ?」

と夢から覚めてしまう。

 

 

 

 人格の人生の80パーセントは潜在意識である。

 一般的な人は朝起きると習慣で服を着て、

 ほとんど潜在意識のレベルで

 自分の存在のいろいろな出来事と取り組む。

 

 夜眠ると特定の時間は一時的に

 「非存在」の状態に入り、夢のない睡眠をとる。

 翌朝彼らは起きて、人格はその前の日と同じものに再生され、

 このサイクルがずっと続く。

 

 私たちが1日の決まったパターンで

 人生を夢遊病者のように生きているのは、

 生きていると言えるのだろうか?

 それともそれは生ける屍の生活なのだろうか。

 

 すべての人は、次の重要な人生経験をするために

 聖なる力により用意された場所にいる。

 

 私たちの人格に任されているのは、

 潜在意識的な眠りから目を覚まして自分が何をしているのか、

 なぜそのような行動をとっているのか、

 自分が誰であるかに目覚めていくことである。

 

 それによって、潜在意識から、意識、そして真の「自己・意識」へ、

 そしていずれは「自己・超意識」へと導かれるのである。

 

 

 

「エレメンタル」という言葉はダスカロス独特の用語で、

喜びも優しさも慈しみも怖れも悲しみも憎しみも恨みも欲望も、

全ての言葉と想念がエレメンタルをつくり出し、

それはこの世界と宇宙でずっと生き続けるそうです。

 

ポジティブを思えばポジティブを、

ネガティブを思えばネガティブをというように、

過去に自分がつくり出したエレメンタルは、

同様の想念を抱くことにより再び活性化されます。

 

つまり、頑固な人はどんどん頑固になるし、

誘惑にはまりやすい人はまた次の誘惑にはまってしまう。

 

また、グループ・エレメンタルが及ぼす影響は大きく、

例えば、ある場所に攻撃的なエレメンタルが渦巻いていたとして、

ネガティブな気持ちを持った人がその場所に行ったら、

そこにあるエレメンタルにシンクロして攻撃的になってしまう可能性もあります。

 

もちろん逆も然りで、

愛に満ちたグループ・エレメンタルにシンクロしたら、

自分の中にある愛が活性化されます。

 

「人混みに行くとしんどくなる」という人がいますね。

これは、人々が無意識に発している

ネガティブなエレメンタルを感じ取ることができる、

感覚の鋭さの証しなのかもしれません。

 

 

インターネットにアップされた膨大なページが、

エレメンタルの概念と非常に似ていますね。

 

自分の思想を誰でも自由に表現できて、

過去のモノも現在のモノも存在し続ける。

 

それらの情報に万人が同時にアクセスでき、

ポジティブなものにもネガティブなものにも同調できる。

 

良きにつけ悪しきにつけ、

インターネットはエレメンタルのるつぼだとも言えます。

 

余談ですが、こういう真理を例える材料が増えている今の世の中は、

過去と比べるとやはり良くなっているんだなぁと感じます。

 

 

自分が今何を考えていて、

何を意図して、何を実行しているのか。

 

思考や感情や欲望に

半ば無意識的に動かされている今の自分は、

一体どういう存在なのだろう?

周囲に何を発信しているのだろう?

 

理性でもって自分を観察する習慣をつければ、

「潜在意識的な眠り」から目を覚ますことができます。

 

そして、エレメンタルという概念を知れば、

自分が世界や宇宙に対して

何をつくり出しているのかを意識するようになります。

 

 

「愛してます、ツイてる、嬉しい、楽しい、

 感謝してます、幸せ、ありがとう、許します」

 

一人さんがすすめる天国言葉を延々と心の中で言い続けることも、

 

「この人に全ての良きことが雪崩のごとく起こります」と、

 

知っている人から見知らぬ人まで、

色んな人の幸せを願うことも、

 

ネガティブなエレメンタルで

世界や宇宙を汚染しない素晴らしい方法だと思います。

 

人は無意識的に生きていると、

不安や怖れなどのネガティブな思考に自然に流されてしまいますから。

 

 

悪いエレメンタルを活性化しないように。

 

なるべくなら良いエレメンタルをつくり出そう。

 

 

そういう意思と行動が、

世界の平和につながっていくと信じています。

 

 


今日の風景

 

 

白樺整体院新聞16号ができあがりました!

 

 

 

 

ホヨヨボールを購入。

 

無理やり乗せた後で撮影しました。

 

 

 

 

かなりビビっているので、

自分からすすんで乗るのはもう少し先になりそうです。

 

 

 


 

 


昨日の風景

 

 

 

 

 

 

 


責任

クジラと泳ぐ』という本にこんなことが書かれていました。

 

 

 怒りに満ちた女性が手術を要するひどい胃潰瘍になり、

 ダスカロスのもとを訪れた。この女性は、

 

 「私は、以前は神を信じていたけど、

  今は信じてなんかいない。

  なぜ私がこの胃の痛みで苦しんで、

  胃潰瘍の手術をしなくちゃいけないんだろう。

  なぜ神は、私をこんなひどい目にあわせなきゃいけないの」

 

 と尋ねた。

 

 ダスカロスは答えた。

 

 「これがもとで、神が存在しないという結論をあなたは出したのかね?

  胃を悪くしてここまでの状態になるほど

  怒りにあふれた生活をしろと神が教えたのかね?

  こんな状態をつくるのは、不安、心配事、怒りだと

  私たちはみな知っているのだよ」

 

 この女性は残念なことに自分の過ちの責任をとることなく、

 病気の責任を神に押しつけたのだった。

 

 自分の行動に対していっさい責任をとらない人間に対して、

 私たちは何ができるのだろう。

 

 まず、人の責任に対する考え方を正す必要がある。

 本当の原因に気付き、バランスを取り戻す意志を持たせることだ。

 それができれば、継続的な癒しが可能だ。

 

 この女性は重度の胃潰瘍だったため、

 医師たちは手術が必要だと確信したが、

 ダスカロスは他の方法をこの女性に示した。

 それ以来、彼女は態度を変えて怒りを捨て、

 手術なしで胃潰瘍から立ち直った。

 

 今の彼女はまったくの別人だ。

 怒りを捨て去ったので、朝起きるたびに、

 「彼らは私の神経を逆なでする」と

 相手を怒鳴りつけるようなことはもうない。

 

 誰かに対して怒る理由を探し、

 相手の敵意を勘ぐることやめて、

 彼女は本当に変わったのだった。

 

 この癒しで得られたものは、

 危険な胃潰瘍を治療するよりもずっと大きなものだった。

 女性が得たのは、胃潰瘍の原因となった

 不健康な人格を正すことだった。

 

 持続する治療のためには、

 今回の胃潰瘍のような症状を治すのではなく、

 その原因を正す必要がある。

 

 

 

 

自分の不幸や病気の原因を、

神や先祖のせいにしたり、

前世や生霊や浮遊霊のせいにしたり、

家族や誰かのせいにしたり、

という話を聞くことがあります。

 

自分の心や生活態度は一切変えずに、

仏壇や神棚に祈り続ける人もいます。

 

病気になったらお医者さんにまかせっきりで、

自分の生活習慣は一切変えない人もいます。

 

原因があって結果がある。

 

果たして、本当の原因はどこにあるのだろうか?

自分に身に起きたことは、

自分の責任ではなく誰かや何かのせいなのだろうか?

原因となった自分を変えずに、結果が変わるのだろうか?

 

この女性のように、

自分の不健康な人格を見つめ直すことが

真の癒しにつながるのだと思いました。

 

そして、ダスカロスのように、

真の癒しのお手伝いができるようになろうと思いました。

 

 

本日7日の午後と明日8日は、私用のためお休みいたします。

 

 


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