足をかばう癖
左右どちらかの足を痛めた後、
なぜか腰が痛むようになったという話をよく聞きます。
あるお客さまの例です。
その方は、数年前に左膝の靭帯を痛めてから
腰の右側が痛むようになったそうです。
それまでは腰が痛むことは一切無かったらしい。
この方のからだを観察してみると、
骨盤が大きく右に傾いていました。
「いつも右足に体重をかけていませんか?」
「いいえ。そんなことは無いと思いますが・・・」
「そうですか。では、左足をかばっていませんか?」
「そう言えば・・・」
お話をよく聞いてみると、予想通りでした。
膝の中にある靭帯が切れているせいで、
ふとした時に膝がずれた感じになるらしい。
その為、無意識に左足をかばってしまうんだとか。
階段の昇り降りは必ず右足から踏み出すし、
左足をかばって右足を使うことが増えたそうです。
このように、左右どちらかの足をかばっていると、
知らず知らずの内に反対側の足に体重をかけてしまいます。
そして、骨盤は体重をかけている方へ傾く傾向があります。
この方の場合は、右足に体重をかけていたので、
骨盤が右下がりになったというわけです。
多くの痛みやこりの原因は、
自分でも気が付かないほどの小さな癖です。
からだのどこかに痛みやこりがあるという方は、
今一度ご自分の癖を見直してみてください。
- 2010.11.30 Tuesday
- 整体
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- by 白樺整体院