深息法
呼吸の重要性については、この日記で何度か書いていますが、
今日は、深い呼吸がしやすくなる「深息法」という方法をご紹介します。
これは、わざと浅い呼吸をする事によって、深い呼吸を導き出すという方法です。
まず、仰向けに寝てください。
両足は、肩幅より気持ち狭めの腰の幅ぐらいに開きます。
少しだけ腰を天井方向に反らします。
(ヒップアップしたような感じになります)
へその下、だいたい5センチぐらいに
「丹田」と言われるところがあります。
この丹田を意識しやすいように、指を当ててください。
指は何本でもかまいません。
では、丹田のあたりの下腹がしっかり膨らむように大きく息を吸い込みます。
限界まで吸いきったら、今度は下腹を凹ませながら吸い込んだ息を全て吐ききります。
もうこれ以上吐く息が無いところまで吐いてください。
そこでいったん息を止め、そのまま下腹だけを
先ほどの6、7割ぐらいの大きさまで膨らませます。
次に、その下腹の膨らみを保持したまま、胸だけで浅い呼吸をします。
浅い呼吸は15秒間ぐらいで結構です。
それでもかなり苦しいと思いますが、
続けていれば1分でも2分でも出来るようになります。
呼吸につられて下腹が上下しないよう、
丹田に当てた指で確認しながら行ってください。
「そろそろ限界だなぁ」と思ったら、
下腹まで大きく息を吸い込んでください。
吸い込んだら、その息を下腹を凹ませながら限界まで吐ききり、
最後に、下腹を膨らませながら大きく息を吸い込んで、また吐いてください。
以上で終了です。
最後の吸気が深く吸い込めるようになっていれば、
深息法が効果的に行われたという事です。
回数に決まりはありませんので、一日に何度やっても構いません。
この方法は、鼻呼吸で行う事が好ましいのですが、
鼻が詰まり気味の方は呼気だけ口で行ってください。
坐って行う事も可能です。
その場合も、腰を少し反らして背筋をピンと伸ばしましょう。
慣れてくれば、歩きながらでも出来るようになります。
この呼吸法の以外な効果は、鼻詰まりが楽になる事です。
私は「鼻中隔湾曲症」といって、詰まりやすい鼻の形をしているのですが、
深息法をすると、軽い鼻詰まりなら通るようになります。
また、妊婦さんにも良いそうです。
安産につながるんだとか。
ぜひお試しください。
- 2010.04.28 Wednesday
- セルフケア
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- by 白樺整体院