感じること

 

「施術中は何を感じているんですか?」

 

 

時々、お客さまから聞かれることがあります。

 

 

私がいつも感じているのは、

お客さまの身体の中の動きのようなもの。

 

 

その動きを水の流れのように感じることもあるし、

身体の中を何かが移動しているように感じることもあるし、

時には身体の外側の空間の動きを感じることもあります。

 

 

「この動きがどうなっていくのかなぁ・・・」

 

 

と、動きそのものを判断も予想もせずに、

ただぼんやり感じながら施術をしています。

 

 

以前は「どこが原因でこうなってるんやろ?」とか、

「この症状の場合はここをチェックして・・・」とか、

思考を存分に使って施術をしていましたが、

 

今は思考は「使う」というよりも、

感覚の後に「湧いてくる」感じです。

 

 

 

 

その日に調整が必要な部位は、

お客さまの身体が教えてくれる(と私は思っている)ので、

 

自分が感じたままに「ここだ」と感じた部位を、

「このやり方がいいかな」と感じた方法で調整していきます。

 

ここ数年は、調整の時に力をかける方向や強さも、

お客さまの身体が自然に導いてくれる気がしています。

 

 

「今日も身体に連れて行ってもらってるなぁ」

 

 

と、思いながら施術をしています。

 

 

 

 

そして、全身の動きやリズムがいい感じになれば、

その日の施術を終えるタイミング。

 

 

そういう時には、身体全体に淀みなく呼吸が通っていく感覚を覚えます。

 

 

赤ちゃんのように、全身が一体となって

呼吸をしているように感じられることもあるし、

全身がベターっとフラットになったように感じることもあるし、

 

お客さまの身体を、

静かな森の中にある湖のように感じることもあります。

 

 

 

 

昨日来られたお客さまの右手の親指を調整していると、

親指も含めた右腕全体が、私の方に向かって

目に見えてどんどん長く伸びてきました。

 

まるで、アニメのキャラクターの腕が伸びるみたいに。

 

また、頭に触れていると、

全身が波のように頭から足先まで行ったり来たり動く。

 

お客さまもそれらの動きをリアルに感じておられて、

施術後に「おもしろいですね」と仰っていました。

 

 

私が施術をしたほとんどの人の場合は、

そういう動きは身体の中だけで起こるのですが、

 

実際に目に見えて身体が動くというのは

このお客さまの個性なんだと思います。

 

 

 

 

「そういう感覚は、誰にでも得られるんでしょうか?」

 

 

「思考」を静めて「感じること」をオープンにしたら、

誰にでもできると思います。

 

あとは「自分にもそういうものを感じる力がある」と、

信じることも大切ですね。

 

 

目に見えないものを言葉で表現するには限界があるので、

読んでいて理解できない部分もあったと思いますが、

私がいつも施術中に感じているのは概ねこんな感じです。

 

 

もちろん、思考よりも感覚を使うこのやり方が

絶対だとか最高だとかは全く思っていなくて、

今はただこのやり方が好きなのでやっています。

 

 

いつか、こういうことが好きな人に直接お伝えできる日が来たら、

それも楽しいだろうなぁと思います。

 

 


自分の声を聴く

こらから開業しようという方や開業したての方から、

価格やメニューについて聞かれることがあります。

 

今から約10年前に私が決めた価格は、

施術時間約60分で5,000円(初回6,000円)でした。

 

この時は色々悩んだ末に、

当時師事していた先生の価格を参考にしました。

 

 

それから1年ほど経った頃だっと思います。

 

30分3,000円のコースと、

お顔のリンパケア1,000円のコースをつくりました。

 

新しいコースをつくった理由は、

「もっとお客さんに来てもらうため」でした。

 

当時はとても暇だったんです(汗)

 

 

 

 

それから月日が経ち、

お陰さまで順調にお客さまも増えてきましたが、

価格とメニューが自分の心にしっくりこなくなりました。

 

この時は開業時よりも、もっともっと悩みました。

 

周りを見渡せば、施術代10,000円の人もいるし、

15,000円の人もいるし、20,0000円以上の人もいる。

 

値上げをしたらお客さまが減るかもしれないけど、

今のままのメニューと価格で続けるのは違う・・・。

 

そして悩みに悩んだ結果、

2015年の6月にメニューを一つにして、

現在の価格に変更しました。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、

この時に私が価格を決めた方法が、

「自分の声を聴くこと」でした。

 

 

「それって、どういうことですか?」

 

 

と言うと、答えはそのままズバリ!

 

 

自分が決めた価格を声に出して言ってみて、

その声を聴いてみるんです。

 

 

 

 

私の場合はウチの奥さんに聴いてもらいました。

 

 

「施術代は、初回8,000円です」

 

 

「イマイチやなぁ」

 

 

「初回9,000円です」

 

 

「なんか気持ち悪いなぁ」

 

 

「初回10,000円です」

 

 

「はい!それ!」

 

 

という感じで、今まで悩んでいた事柄はポイっと捨てて、

初回10,000円(2回目以降は6,000円)に決まりました。

 

 

「声」って意外と嘘をつかないんです。

 

 

もちろん、信頼できる相手がいない時は、

自分で聴いてみてもちゃんとわかりますよ。

 

自分の本音じゃないことは、声に出した瞬間に

「なんか違う」って、違和感を覚えると思います。

 

逆に、自分の心が求めていることなら、

何の違和感も生まれないはずです。

 

 

「聴く」というより、

「感じる」という方が正確かもしれません。

 

 

テレビのドラマなんかを見ていて、

お芝居の上手い下手が「なぜだかわかる」のと同じで、

 

その人が「心」で本当に思っているかどうかは、

ちゃんと「声」に出るんですね。

 

 

何かに迷った時は、自分の声を聴いてみてください。

 

 

きっと、自分の本音がわかりますよ。

 

 

 

 

・・・ちなみに、

この方法は自分の本音を知るためのものであって、

マーケティングの理論ではありません。

 

もっと売上げ↑とか、もっと繁盛させたいという方は、

別の方法を探してみてくださいね。

 

 


腰椎の前弯を意識する

まっすぐに立った状態の時、

腰にある背骨「腰椎(ようつい)」は、

僅かに前方へと湾曲(わんきょく)しているのが本来の姿です。

 

 

 

 

骨盤のすぐ上にある背骨が腰椎です。

 

写真を見ると、前方へと弓なりに反っているのがわかりますね。

 

 

 

 

この腰椎の湾曲を意識すると、

骨盤が立ち、自然に姿勢が整っていきます。

 

 

私の体感は、背骨が勝手に頭の方へと伸びていく感じ。

 

「あれ?身長が伸びた?」と錯覚しそうになります(笑)

 

 

ただし、無理に腰を反らしたり、

胸を張る必要はありません。

 

 

「腰の骨は前へ湾曲しているんだ」

 

 

と、意識するだけです。

 

 

立つ時や座る時はもちろんのこと、

歩く時や走る時にもこれを意識すると、

かなり効率よく(=気持ちよく)動けますよ。

 

 

身体の「構造(仕組み)」を知ってそれを意識するだけで、

「機能(働き)」は変わります。

 

 

興味を持った方はぜひお試しください。

 

 


心が現実を創る

心と身体はつながっている。

 

自分がいつもどんな思考をしているのか、

いつもどんな感情を抱いているのかで、

身体の状態も変化する。

 

熱意を持っている時、楽しい時、希望を持っている時、

安心している時、リラックスしている時の身体の状態と、

 

怒っている時、不満を持っている時、焦っている時、

不安になっている時、悲しんでいる時の身体の状態は、

 

明らかに違います。

 

 

心が現実を創る。

 

心が身体の状態を創る。

 

 

「今」自分が考えていること、

「いつも」自分が抱いている感情は、

身体にどんな影響を与えているだろう?

 

 

いい影響だろうか?

 

それとも悪い影響だろうか?

 

 

身体が健康に戻るのを後押しするような思考なら、

もっとそれを考えて、その思考と感情に浸り続けよう。

 

それとは逆に、この不調を更に悪くするようなものなら、

気持ちが楽になる方向へ思考を変えよう。

 

 

思考と感情を自分でコントロールすることが、

身体とって最良の薬になります。

 

 

 

 

いのちの輝き フルフォード博士が語る自然治癒力』より

 

 

 

 われわれは想念の世界に住んでいる。

 からだではなく、こころに寄り添って生きている。

 

 こころが現実をつくりあげているのだ。

 

 こころにしのびこんだちょっとした不調和が、

 からだに好ましくない作用をおよぼしつづけている。

 

 

 1年ほど前、やつれきった32歳の女性が、

 腰痛と骨盤のあたりの重苦しさを訴えてきた。

 

 子どものころにひどく傷つくような経験は

 なかったかどうか、たずねてみた。

 

 患者はためらいながらも、

 8歳のときに遭遇した不幸な性暴力の話をしはじめた。

 

 

 からだをしらべると、生命力が骨盤のあたりでブロックされ、

 下肢のほうに流れていないことがわかった。

 

 骨盤のあたりは、

 陵辱の記憶で石のようになっていた。

 

 骨盤への手技は2か月ほどかかったが、症状は改善された。

 

 痛みはごく軽くなり、

 ふたたび前途に光が見えはじめた。

 

 

 ところが、もうこれでだいじょうぶだと思った矢先、

 家族のひとりが急死した。

 

 葬儀で故人——その女性を陵辱した男である——の

 遺骸に目をやった瞬間、ゆりもどしがきた。

 

 その日の晩、自宅へ帰る途中に、

 以前の症状が残らず再発しはじめた。

 

 想念のパターン——記憶、怒りの感情——が、

 まだ神経系の内部に固着していたのだ。

 

 

 翌週、その女性はわたしに助けをもとめてきた。

 

 さらに手技をほどこし、

 ようやくからだのブロックをとり除くことができた。

 

 こんどは、きっと再発せずにすむだろう。

 

 

 われわれはだれしも、想念という衣装をまとっている。

 

 そして、われわれのエネルギーの特質は、

 こころに思い浮かべる想念のパターンによって形成される。

 

 想念とはまさに、物質なのである。

 

 

 

フルフォード博士が治療したこの女性は

かなり重大な心的トラウマを負った例で、

とてもわかりやすいものでしたが、

 

普段の些細な思考や感情(例えばイライラや不満)でも

身体に影響を及ぼします。

 

 

 

 想念のパターンが呼吸や健康を阻害することもある。

 

 たえず否定的な想念を思い浮かべていると、

 からだの複雑な生理作用に影響をあたえ、

 

 肉体的な外傷によるものと同様に

 深刻な運動制限をまねくことがある

 

 

 

フルフォード博士が仰る通りだと思います。

 

 

 

心が身体の健康を創り、幸せな人生を創る。

 

 

自分の心は誰のものでもない。

自分だけのものです。

 

 

自分の思考と感情に責任を持つこと。

 

 

それが、健康になる一番の近道だと思います。

 

 


抵抗のない道を選ぶ

今日は珍しく施術について書いてみたいと思います。

 

私が施術で使っている「オステオパシー」のテクニックは、

「直接法」と「間接法」という二つの方法に大別されます。

 

それぞれの方法をざっくり説明すると、

歪みを直す方向へ力をかけるのが「直接法」で、

歪みを誇張する方向へ力をかけるのが「間接法」です。

 

 

例えば、下の写真のように、

左手の親指の第一関節が右方向へズレていたとします。

 

 

 

 

例としてわかりやすいように歪みを大きくしてみました。

 

 

 

 

「直接法」で調整をおこなう場合、

この指を左(歪みを直す方向)へ動かします。

 

右にズレているものを左に動かして元に戻す。

これは当たり前だからわかりやすいですね。

 

 

一方、「間接法」で調整をおこなう場合は、

この指を右(歪みを誇張する方向)へ動かします。

 

右にズレているものを更に右に動かす?

そんなことしたら更にズレるやん!?

 

こう思うのは当然ですね。

 

しかし、人間の身体というのはおもしろいもので、

関節のズレを僅かに誇張した状態でしばらく待っていると、

関節の機能が正常な状態に戻っていくんです。

 

 

 

オステオパシーには、

この「直接法」と「間接法」それぞれに

沢山のテクニックがあります。

 

 

「毎回の施術で、どちらの方法の

 どのテクニックを使えばいいのか?」

 

 

「単に施術者の好み」というのもあるとは思いますが、

オステオパシーを学びはじめた頃は、

この判断基準がよくわかりませんでした。

 

 

「子供や老人にはどちらの方法がいいのか?」

 

「妊婦さんには?」

 

「スポーツで故障した人には?」

 

「重い病気の人には?」

 

 

講師の先生方の判断や経験を聞いてそれに倣ったり、

比較的安全だからという理由で「間接法」を選んだりしていました。

 

 

「これこれこういう症状の人には?

 どの部位をどういうテクニックで?

 各部位をどういう順番で?

 施術の頻度は?

 毎回それをどうやって決めるんですか?」

 

 

絶対に間違いのない、

必ず成功する「正しい施術のやり方」。

 

それを知りたい、教えて欲しいと思っていました。

 

 

よく考えてみるとこの質問、

人生で迷っている人や悩んでいる人と同じですね。

 

 

「私にとって間違いのない、

 正しい人生の選び方を教えてください。

 どの学校に行くべきですか?

 どんな職業が私に合っていますか?

 海外で何かを経験しておいた方がいいですか?

 どんな資格を取るべきですか?

 どんな結婚相手を選ぶべきでしょう?

 この人とはもう離婚した方がいいですか?」

 

 

大袈裟に言うとそんな感じ(汗)

 

 

でも私が尊敬するオステオパスたちは、

みなさん口を揃えてこう言うんです。

 

 

「オステオパシーはテクニックじゃないよ」

 

 

「へ?どういうことですか?」

 

 

 

 

自分の中に明確な判断基準が生まれたのはここ数年です。

 

オステオパシーや整体とは直接関係のない、

『エイブラハムの教え』からも沢山の気づきをいただきました。

 

 

その判断基準は、

このブログでいつも書いている通り、

 

 

自分の感覚フィーリングです。

 

 

 

先ほどの親指の歪みを施術する場合なら、

まず相手の全身が感じられる場所で情報がやってくるのを待ちます。

 

 

私にオステオパシーを教えてくださった先生方は、

「相手の組織に聴きなさい」という表現をよくされていました。

 

 

「自分の手を信じなさい。

 自分と相手を尊重して、

 情報が入ってくるのをただ静かに待ちなさい。

 安心してHappyに待ちなさい」

 

 

まさにそんな感じで待ちます。

 

 

この「待つ時間」が、施術の中で最も大切な時間です。

 

 

「何らかの手技で身体に変化を起こして、

 時間内にどんどん施術を前へ進めていきたい」

 

 

施術者がとらわれがちな

こういう気持ちを「ポイっ!」と捨てて、

心静かに待ちます。

 

身体から、組織から、空間から、

情報がやってくるのを静かに待つ。

 

長い時は10分でも20分でも待ちます。

 

 

その結果、左手の親指に惹かれたらそこへ行き、

親指の関節周辺に触れてまたしばらく待ちます。

 

相手の親指と全身、自分、空間を静かに感じます。

 

やがて、歪みの支点や関節を動かす方向が

自然に手と身体に伝わってきます。

 

あとは、そのフィーリングに従って手と身体を動かすだけ。

 

「直接法」か「間接法」か?

使うテクニックは?

力加減や動かす幅は?

 

それらもフィーリングにまかせます。

 

 

 

 

施術中に自分自身が楽かどうかも大切です。

 

 

相手も尊重するけど、まず自分を尊重する

 

 

例えば、自分の指が痛いのに我慢して指圧するとか、

身体のどこかに負担がかかる姿勢で施術を続けるとか、

その日の体調に合わないテクニックを使うとか・・・

 

そういう施術はあまりいい結果を生まない。

 

 

やはり、施術者自身が心地いい状態じゃないと、

いい施術はできないんですね。

 

 

 

テクニックについて。

 

 

何らかのテクニックに強いこだわりがあると、

自分が今感じていることよりも

そのテクニックの方を優先してしまうことがあります。

 

 

例えば、私の場合「誇張法」という間接法のテクニックが好きで、

以前はそれをベースに施術をおこなっていました。

 

「誇張法」のテクニックのほとんどは、

施術を受けている側が「動かされている」と感じないぐらいの

ごくごく弱い力で関節を調整していくもの。

 

私がそれにこだわってやっていた時期は、

身体に強い圧をかけるようなことはほとんどしていませんでした。

 

 

「弱い力でやらなければ、いい施術はできない」という思い込みが、

自分の感覚に制限をつくっていたんだと思います。

 

 

でも、感じることをベースに施術をするようになった今は、

「ここは強く押して欲しそうだ」と自分が感じることを

受け容れられるようになりました。

 

そう感じたら、感じた通りに強く押すし、

時には圧をかけたり引っ張ったり、

大きく動かすこともあります。

 

 

「オステオパシーはテクニックじゃない」

 

 

特定のテクニックにこだわりを持つと、

一番大切なフィーリングに制限をかけることになる。

 

 

つまり、施術に「自由」がなくなるんですね。

 

 

 

 

そして最後に。

 

 

今までに書いた全てに共通することが、今日のタイトル

 

 

「抵抗のない道を選ぶ」です。

 

 

お客さまの身体にも、

自分の思考にも、感覚にも、身体にも、テクニックにも、

抵抗が生まれない方向と方法を選ぶ

 

 

抵抗が生まれる道を選ぶと、

触れている部位が硬くなったり、

お客さまも不快そうにします。

 

そして何より、自分の気持ちがざわつきます。

 

 

そうならない道を感じられるまで、

自分のフィーリングを信じて待つ。

 

 

この「信じて待つ」癖が定着するまでちょっと時間がかかりました。

 

 

 

今日はオステオパシーの施術について書きましたが、

これらはオステオパシーの施術に限定したことではありません。

 

 

どんな思考でも行動でも、自分のフィーリングを指針に

「抵抗のない道(=自由を感じる道)」を選べば、

人生のあらゆる場面で「安心」や「いい気分」を得られると思います。

 

 

私は普段の生活も仕事もそういう感覚で生きています。

 

 


背骨全体を意識する

このブログを読んでくださっているみなさま、

突然ですが、ご自分の背骨に触れてみてください。

 

背中のだいたい真ん中にある硬い骨が背骨です。

 

無理のない範囲で背中に手を回して硬い背骨に触れたら、

これまた無理のない範囲で上下に優しく撫でてみましょう。

 

上下に撫でると、背骨の凸凹(でこぼこ)がよくわかりますね。

 

 

模型の写真を見てみましょう。

 

写真に写っているのは、

「胸椎(きょうつい)」の一部と5個の「腰椎(ようつい)」。

 

 

 

 

今みなさまが触れているのは、

「棘突起(きょくとっき)」という

背骨の後ろについている出っ張りです。

 

凸(でこ)が一つの背骨の棘突起で、

凹(ぼこ)は棘突起と棘突起の間。

 

 

それでは、背骨から手を離して、

ご自分の「背骨全体」を意識してみてください。

 

 

背骨はどんな感じがしますか?

 

 

次に、この写真を見てください。

 

背骨の前から後ろまでのサイズを測ってみました。

 

 

 

 

測ったのは「腰椎4番」で、

この女性模型(身長約170cm)でだいたい7.5cmでした。

 

もちろん、背骨の大きさには個人差があります。

 

 

7.5cmって、どれくらい?

 

 

私の手だと、これぐらいのサイズ感。

 

 

 

 

背骨って、かなり太いですね。

 

 

ちなみに、背骨は上へ行くほどサイズが小さくなっていきます。

 

首にある頸椎(けいつい)4番は、約4.5cmでした。

 

 

 

 

手元に定規やメジャーがある方は、

7.5cmや4.5cmのサイズ感を実際に見てみてください。

 

背骨がこんに太い柱なんだと、

背中から棘突起に触れるだけでは想像しにくいですね。

 

 

解剖図もご覧ください。

 

 

腰椎5番を上からみた図。

 

 

 

 

 

これは腰椎1番の真ん中で身体を輪切りにした図です。

 

 

 

 

解剖図の上がお腹で、下が背中。

 

腰椎1番の位置は、鳩尾(みぞおち)よりも少し下です。

 

背骨の位置関係や太さがなんとなくイメージできるでしょうか?

 

背骨という太い柱は、背中から見ると随分深い位置にあります。

 

「背骨は背中にある」というイメージが強いのですが、

実は「背骨は身体の真ん中より少し背中寄りにある」

というのが本当の位置ですね。

 

 

 

それでは再び、ご自分の

「背骨全体」を意識してみましょう。

 

 

先ほどと感覚の変化はありますか?

 

 

私の場合、先ほど感じた背骨は、

「背骨全体」ではなく「棘突起」という背骨の一部だけでした。

 

 

前の写真に戻ると、

メジャーの5cm〜7.5cmの部分が棘突起です。

 

 

 

 

仮に棘突起全てを意識できたとしても、

背骨全体(7.5cm)のたった1/3程度。

 

 

でも、背骨全体の太さを実際に目で見て確認した後だと、

意識が背中の表層を潜って更に深い部分にまで届くようになりました。

 

 

身体の真ん中から少し背中寄りに、太くて柔軟な柱がある感覚。

 

 

背骨全体を感じるこの感覚を持つと、体幹が安定します。

 

 

坐る・立つ・歩く・走る時、運動する時、

ヨガやストレッチ、瞑想の時にもいいですね。

 

 

そして、手で触れられる棘突起や横突起の奥にある

背骨全体を意識するこの感覚は、

私のように手技で施術をする方にはとても重要です。

 

 

 

 

今日は久しぶりにガイコツさんに活躍してもらいました。

 

 


マインドの力

 

「Body」「Mind」「Sprit」

 

 

オステオパシーで扱うのはこの三つ全てだと言われています。

 

そして、この中で特に大切なのが「マインド」です。

 

なぜなら、「ボディ」と「スピリット」を

統合するのが「マインド」だから。

 

これは、私が最も影響を受けたオステオパスから教わったことで、

エイブラハムの教えを学んでからはよりこのことが理解できました。

 

 

この「マインド」の力について。

 

今日はエイブラハムの本ではなく、

マグダラの書』からご紹介したいと思います。

 

お時間がある方は読んでみてください。

 

 

 

 私たちの体とマインドは密接につながっている。

 

 1枚のコインの表と裏だ。

 

 世界中の科学誌には、

 体とマインドの相互連結を実証する研究があふれている。

 

 

 新たな医学の分野に精神神経免疫学と呼ばれるものがある。

 

 これは簡単に言うと、私たちの思考と感情が

 生理学、特に免疫システムにおよぼす影響の研究である。

 

 

 これについては多くの症例があるが、

 ひとつの物語を例にあげるほうが理解しやすいだろう。

 

 これは内なる錬金術ではなく痛みの治療の例だが、

 その原理のいくつかは同じである。

 

 

 

 

 何年か前、肉体的な激しい痛みの治療のため、

 あるクライアントが私のもとを訪れた。

 

 彼女は癌が進行し、背骨にまで転移している状態で、

 常に激しい痛みに襲われていた。

 

 

 ジョアン(仮名)が彼女の状態を説明するとき、

 私は彼女にそのときの痛みと不快感を、

 

 彼女がそれまでに体験した最悪の状態を10、

 最善の状態を0として表してもらった。

 

 そのとき彼女は8をつけた。

 

 

 それから私は彼女に、これまでで最もリラックスし、

 リフレッシュできた体験を話してもらった。

 

 彼女はアリゾナ州セドナを訪れたときのことや、

 どれほどその赤い岩と渓谷を愛しているかを詳細に述べた。

 

 

 私はオフィスにあるステレオに手を伸ばし、

 脳にアルファ波のリラックス状態を作り出す音楽をかけた。

 

 そして彼女にふたたびセドナにいることを想像してもらった。

 

 その景色を見、音を聞き、そのときの感触、

 香りさえも感じるほど鮮明に想像してもらった。

 

 

 彼女がその光景を思い出していると、

 それまで緊張していた顔の筋肉が少し緩んだ。

 

 次に私は、その光景の中で最も美しく

 安らげる場所を探すよう彼女に言った。

 

 彼女は渓谷を見渡す大きな岩を選んだ。

 

 そこで私は彼女に、この岩が強力な癒しのエネルギーを持ち、

 一呼吸ごとに彼女は楽々とその癒しのエネルギーを

 体の中に取り入れることができると言った。

 

 

 この数分後、ジョアンは突然目を開け、

 自分のカバンに手を伸ばした。

 

 カバンからティッシュを取り出し、

 彼女は目のあたりをすばやく押さえた。

 

 

 「どうしましたか?」と私が聞くと、

 

 「消えました」と彼女は答えた。

 

 

 「何が消えたのですか?」と私が聞くと、彼女は

 

 「痛み、痛みが消えたんです!」と答えたのだった。

 

 

 痛みからの解放は非常に感情的なもので、

 彼女が落ち着いてからそのときの痛みのレベルを聞いてみた。

 

 ゼロだった。

 

 

 

 

 数回のセッションにわたり、

 私は彼女に精神集中と意図の両方をとおして

 痛みをコントロールする方法を教えた。

 

 彼女の報告によれば、癌は進行しているにもかかわらず、

 薬を服用せずに痛みを軽減することができたということだ。

 

 

 ジョアンの痛みを止めた神経学的イベントは非常に複雑で、

 それは量子世界で生み出された。

 

 誰かがもし私のオフィスに入ってきたら、

 その人は一人の女性がただ目を閉じて椅子に座り

 音楽を聴いている姿を目にしただろう。

 

 しかしそれはニュートン世界、

 物体と人間の世界のことであった。

 

 

 量子領域は目に見えないが、

 この領域でこそジョアンに変化が起きた。

 

 脳内のシナプス・ギャップ間で、

 神経伝達物質が至高のために戦ったのである。

 

 このような神経メッセンジャーのいくつかは痛みを伝える。

 

 背骨で死んでいく細胞は、

 常に死の叫びを彼女の脳に送っていた。

 

 しかし同時に、他のメッセンジャーが

 平和、安らぎ、快適さを伝えていた。

 

 少しのあいだ、快適さのメッセンジャーが

 死と痛みのメッセンジャーに勝ったのだ。

 

 すべては量子の海の泡の中での出来事だった。

 

 

 この海は私たちの目から隠されているが、

 私たちのマインドの内と外、

 この両方に存在するすべてのものの生まれ故郷である。

 

 それは全創造の母なる泉であり、

 最終的にはすべての内なる錬金術の焦点である。

 

 

 錬金術師が体とマインドの量子レベルで変化を起こすことと、

 ジョアンに起こったことは多くの点でよく似ている。

 

 主な違いは錬金術師の場合、痛みではなく、

 意識そのものを変化させることを目的としている点だ。

 

 

 この重大な変化を引き起こす原因は、

 意識と思考の結合に他ならない。

 

 意識と思考は、そのいずれかを長時間維持しようと

 試みた人なら誰でもわかるように、非常に儚いものである。

 

 

 現在世界で不可能な体験も、思考の中では可能である。

 

 ここで言う現実世界とはニュートン理論に基づく

 日常生活を意味する。

 

 たとえば私たちは重力の法則に慣れ親しんでいる。

 

 何かを落としたとき、それが落ち続けると期待する。

 私たちはその物体が空中に浮かぶことを予測しない。

 

 夢の中ではあるかもしれないが、現実にはありえない。

 

 

 ここで読者のみなさんに申し上げておきたいのは、

 私たちが二つの現実を同時に生きているということである。

 

 二つの現実のうちのひとつは、

 私たちが常に慣れ親しんだ日常世界、

 手を放せば物体が落下する世界である。

 

 

 しかしこの日常世界と同じように

 現実的なもうひとつの世界がある。

 

 それは量子世界だ。

 

 今この瞬間にも、思考体験を作り出すために

 無数の神経伝達物質が脳の空間を飛びかっている。

 

 あなたが気づいていなくても、

 それは実際に起きているのである。

 

 そしてこれはニュートン世界の現実ではない。

 

 予測できないパラドックスを伴う量子世界の現実である。

 

 

 

 

 

脳の神経細胞(ニューロン)どうしには僅かな隙間があります。

 

その隙間を「神経伝達物質」が

次のニューロンへとジャンプし、情報を伝える。

 

「シナプス間隙(かんげき)」と呼ばれるこの隙間の距離は、

脳とニューロン』によると20〜40ナノメートル

(1ナノは100万分の1ミリ)。

 

 

 ※この仕組みについては、「シナプス間隙」で

  画像検索するとイメージしやすいと思います。

 

 

電子顕微鏡でしか見えない

20〜40ナノメートルというサイズは、

「ニュートン世界」ではなく「量子世界」に属しています。

 

 

 

 私たちの体の原子や亜原子レベルに入ると、

 そこはまったく別世界である。

 

 私たちの体を構成する極小の微粒子は、

 ニュートン物理学の法則に縛られない。

 

 それらは量子力学の領域に存在する。

 

 

 私たちの常識からすると、量子世界は非常に奇妙である。

 

 これを光の実験を例にして説明しよう。

 

 さて、光はまったく異質な二つの形態をとることができる。

 

 たとえば粒子(フォトン)または波の形をとる。

 

 

 馬鹿げた話のように聞こえるが、

 実験において研究者が波として光を探している場合、

 光は波として存在する。

 

 しかし研究者が粒子として光を探している場合、

 光は粒子として存在する。

 

 

 

 

 

実験者の意図によって、

「光」が「波」にも「粒子」にもなる量子世界。

 

 

その世界が、私たちのマインドを司る脳の中にあるのだから、

 

「マインド(心)が変わればボディ(身体)が変わる」

 

のは「当たり前だ」と言っても過言ではありません。

 

 

マインドを変える方法はいくらでもありますね。

 

 

引用文の症例にあったジョアンのように、

過去に体験した癒しの風景に浸ってもいいし、

ヒーリングミュージックを聴いてもいい。

 

要は、病気や不調などの「望まない現実」を忘れて、

いい気分になる世界、心地いい世界、楽しい世界、

自分が望む世界へ浸りきればいい。

 

そうすると、脳内のニューロンから放出される

「神経伝達物質」が癒しを促すものに変化する。

 

体内の内臓やあらゆる器官から血管を通って全身に送られる、

「メッセージ物質」も変わるでしょう。

 

 

 

エイブラハム流に言うと、

思考と感情(マインド)がポジティブなものに変われば

ソースエネルギー(スピリット)とつながって、

 

「望む現実(この場合は健康なボディ)」が創造される。

 

 

私たちがどうにかできるのは「マインド」だけで、

その「マインド」次第で現実はどうにでもなるというわけです。

 

 

「マインドの力」

 

 

日常生活の中でもっと活用していきたいと思いました。

 

 

 

 

・・・はぁ、やっと書けた。

 

 

とりあえず今からコーヒー飲んで、

マインドをリラックスモードにします(^_^)

 

 


心と身体 その2

自分の心に正直に生きていないと、

身体が不調をつくって教えてくれる。

 

 

かつての私はどうだったんだろう?

 

 

大学を卒業して10年勤めた会社を辞めて、

8カ月ほど何もせずに過ごした後、

後輩のつてを頼って再就職しました。

 

 

その会社に勤めて半年ぐらい経った頃だと思います。

 

 

徐々に声が出にくくなりました。

 

特に複数の人の前だとそれが顕著に出ました。

 

 

毎週月曜日の営業ミーティングで

売上目標や行動予定を発表していると、

声を出すのがどんどん苦しくなってくる。

 

話しはじめはまだ大丈夫だけど、

話し続けるとどんどん声が細くなっていく。

 

声の元になるパワーのようなものが、

ちょっと話しただけですぐガス欠になってしまう感じ。

 

そうなると、どんなに頑張っても

張りのある声が出てこない。

 

たった7、8人のミーティングで緊張するわけないし、

営業成績が悪くてビクビクしていたわけでもないのに。

 

とは言え、声に張りがないのを誤魔化しながら喋っていたので、

誰もそのことには気づいていなかったと思います。

 

 

 

 

ある時、その会社の創立10周年記念パーティーがありました。

 

パーティーでは社員の何人かが出し物をやることになり、

私もその壇上に立つことになりました。

 

趣味でキックボクシングをやっている営業マンが

私にミットを持って欲しいと言うので、

二つ返事で 引き受けたんですね。

 

 

当日は二人してムエタイ選手のような格好をして、

宴会場の舞台に上がりました。

 

私は本場タイから来たトレーナー役です。

 

 

「トレーナーさん、何か一言お願いします!」

 

 

ミット打ちを始める前に、

司会役の社員さんが私にマイクを向けます。

 

 

よし、なんかおもろいこと言うたろ!

 

 

「・・・」

 

 

あぁ、またや。

 

頭の中ではコメントが浮かんでいるのに、

思うような声が出てこない。

 

これは無理だ。

 

さっと短い言葉で終わらせよう。

 

 

「・・・ニホンゴ、ヨクワカラナイネ」

 

 

会場からはまずまずの笑い声。

 

とりあえず、うけて良かった(汗)

 

 

そんな感じで、声が出ないのを

誤魔化し誤魔化しやっていました。

 

 

これは当時の私が、

自分の心に正直に生きていなかったからです。

 

 

 

 

8カ月の離職期間中。

 

自分がどう生きるのかを考え、答えが出なかった。

 

その間、家賃も生活費もかかる。

前年度の収入ベースの税金と国民健康保険代。

任意で加入していた医療保険と終身保険。

実家への仕送り・・・。

 

医療保険を解約し、失業保険も退職金もなくなった。

 

 

「あかん、これでは生活がもたん」

 

 

単にお金の為に再就職をして、生活は楽になった。

 

好きな仕事ではないけれど、

自分の生活のためにも実家のためにも、

5年か10年ぐらいは我慢しよう。

 

誘ってくれた後輩のためにも・・・。

 

 

ここで厄介だったのが、8カ月の離職期間中に

「スピリチュアルな教え」に出会ったことです。

 

 

「いい人であらねば」とか「人のために」とか

「感謝」が私の中にインプットされて、

 

「人のために自分を犠牲にすること」を

「良し」としてしまったんですね。

 

 

だから、好きな仕事じゃなくても私なりに頑張りました。

 

 

「いい人」を目指しているから、

クライアントさんへの電話対応もいいです。

 

商品知識はなくても、丁寧に感じ良く対応しました。

 

やがて、私あての電話が増えはじめました。

 

電話中に私あての電話が入り、

折り返しの電話中にまた別の私あての電話が入る。

 

その会社は取り扱い商品が多いので、

慣れるまでは問い合わせの商品がどういうものかを調べたり、

見積もりや手配をするだけでも時間がかかる。

 

その間にもまた電話。

 

終日パソコン操作をしながら左耳で電話。

 

声が出にくくなったこと以外にも、

左耳と右肩の痛みも慢性的にありました。

 

 

・・・と、こんな書き方をしたら、

ブラック企業のように思われてしまうかもしれませんが、

決してそんなことはないんです。

 

 

単に私の在り方が間違っていたんですね。

 

 

そもそもやりたい仕事じゃないのに就職して、

「自己犠牲」を美徳として働いた結果が

身体の不調を生んだというわけです。

 

 

 

 

その会社をたった1年と3カ月で退社し、

約8カ月後に個人事業主として起業しました。

 

 

起業して2カ月後。

 

当時住んでいた兵庫県尼崎市のとある会館で、

「家庭でできる整体教室」を開催しました。

 

1時間半の教室を1日に2回やって、

合計20人ほどの参加者がありましたが、

普通に声が出ました。

 

(そもそも、声が出なくなることすら忘れていました)

 

 

今でも心の声を無視していると、

声が出にくくなることはあります。

 

それ以外では、自分をちゃんと表現していないとお腹が張ったり、

施術中にニュートラルから外れると後でだるくはなります。

 

 

これらはいい指針だなぁと思います。

 

 

あと、左耳と右肩の痛みは、

その後数年経って自然に消えていきました。

 

 

治すことを焦らないのも大切ですね。

 

 

 

さて、今回も昔話が長くなりました。

 

こういう昔話を時々ブログに書くのですが、

書くと昔の自分が癒されていくような気がします。

 

未来の自分の視点で過去の自分のことを書くと、

あの時には見えていなかったものが幾つも見えてきます。

 

それが過去の自分を癒していくんだなぁと思います。

 

 

 

 

いつも心の声に正直に生きられなくても、

せめて聴くことだけはしてあげるといいですね。

 

 

「今、自分はどう思っている?」

 

「どう感じている?」

 

「本当はどうしたい?」

 

 

そこが健全へと戻る入口です。

 

 


心と身体

自分の心に正直に生きていなかったり、

心の声を聴かずに無視していると、

身体が不調をつくって教えてくれることがあります。

 

 

「ちょっとあなた、

 心の声を無視し続けていませんか?」って。

 

 

ここのところ、そういうお客さまが続きました。

 

 

心の声に逆らって仕事を続けていたら、

頭痛と吐き気が毎日続いたり、

 

身内のことを心配し過ぎて、自分の内臓に不調が出たり、

 

勤め先の経営者に頼られるがままに応じていたら、

背中の痛みや、じんましんが出たり・・・。

 

 

 

 

身体の不調は困ったものですが、

自分の間違いを教えてくれる

「お知らせ」だと思えばありがたくもあります。

 

 

 

 病は天から頂いたお手紙である。

 

 手紙は読むべし。読んで悟るべし。

 

 

 

常岡一郎さんのこの言葉の通りだと思います。

 

 

治療や施術を受けて身体が楽になっても、

心の声を無視する生活に戻るのなら、

また同じことが繰り返されます。

 

 

不調を通じて、自分自身をどう変えていくかが大切ですね。

 

 

 

 病をなおすのではない。

 

 病で自分自身をなおすのである。

 

 

 

心を変えれば身体が変わるし、

身体を変えれば心が変わります。

 

 

しんどくなったらちょっと立ち止まって、

心の声を聴いてみてください。

 

 

 

 


脂肪と筋肉

ここ最近は、DVDレコーダーに録り溜めていた、

シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク』を観ています。

 

このシリーズは、

「臓器同士のコミュニケーション」をテーマに

プロローグを合わせると全8回あります。

 

 

「脳←→全身」というコミュニケーションが全てかと思いきや、

 

脳を介さずに臓器同士が「メッセージ物質」を出し合うという、

多様なコミュニケーションで私たちの身体の

運営がおこなわれているという内容です。

 

 

リアルなCGや映像を使いながら、

しかも平易な言葉で最新の研究を説明してくれるので、

 

「こんなにわかりやすい授業はないなぁ」

 

と感心しながら観ています。

 

 

本当の授業のようにメモを取りながら観ていたら、

ちゃんと頭に入るもんですね。

 

 

 

 

もう少し頭の中に定着させたいので、ブログにも書くことにしました。

 

興味がある方は読んでみてください。

 

 

今日は「第2集 驚きのパワー!”脂肪と筋肉”が命を守る」の

内容をざっくりまとめてみました。

 

 

まず、脂肪細胞が出す「メッセージ物質」の働きです。

 

脂肪細胞が出す「メッセージ物質」の一つが、

「レプチン」という食欲を抑える物質。

 

これが脳へ送られると「満腹を感じる」という仕組みです。

 

 

食事をして糖や油が脂肪細胞に入る。

 

     ↓

 

脂肪細胞が糖と油でいっぱいになる。

 

     ↓

 

丸々と膨らんだ脂肪細胞の中から、

「レプチン」が外に押し出され、血管内に入る。

 

     ↓

 

「レプチン」は血流に乗って脳へと向かう。

 

     ↓

 

本能的な欲望を司る視床下部へ。

 

     ↓

 

血管から滲み出て脳の中に入り、

「レプチン」をキャッチする神経細胞とくっつく。

 

     ↓

 

「エネルギーは十分だから、もう食べなくていいよ」

 

     ↓

 

このメッセージを受け取り、食欲がおさまる。

 

 

 

この仕組みを知ると、

食欲をコントロールしているのは

脳だけではないことがわかりますね。

 

この他にも「血管を作って」や「敵がいるぞ」など、

脂肪細胞だけで約600種類の

メッセージ物質を持っているそうです。

 

 

 

筋細胞(筋肉の細胞)が出す「メッセージ物質」の一つは、

「ミオスタチン」というもの。

 

「ミオスタチン」のメッセージは、「もう成長するな」です。

 

なんでこんなメッセージがいるのかというと、

筋肉がありすぎると、排水溝から水が流れるように

エネルギーをじゃんじゃん浪費してしまうから。

 

 

筋肉が持っているその他のメッセージ物質の働きです。

 

「ガンの増殖を抑える」

 

「うつの症状を改善する」

 

「記憶力が高まる」

 

 

身体を動かす(=筋肉を動かす)だけで、

こんなに素晴らしい効果があるとは!

 

これからは毎日、お得感たっぷりで

ストレッチや散歩をしようと思いました(笑)

 

 

 

次は、「なぜ、人は食べ過ぎてしまうのか?」について。

 

 

脂肪細胞から「レプチン」が出ているはずなのに、

食欲がおさまらないのはなぜなのか?

 

脂肪細胞の増加と「レプチン」の増加は

比例するというデータがあるのに「なぜ?」

 

 

それは、肥満の人の脳の血管の中は

「油でいっぱい」だから。

 

 

大量の油が邪魔をして「レプチン」が血管の外へ出ていけない。

沢山「レプチン」があっても、脳に入って行きにくい。

 

     ↓

 

なんとか「レプチン」が脳へ入っていけたとしても、

「レプチン」をキャッチする神経細胞が鈍くなって、

大切なメッセージに反応できなくなっている。

 

     ↓

 

食欲をコントロールできない。

 

     ↓

 

メタボリックシンドロームに(涙)

 

 

 

メタボリックシンドロームになると、

心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、腎臓病、高血圧などの

リスクが高まると言われています。

 

その理由が、肥満の人の脂肪細胞から異常に放出されている

ある「メッセージ物質」にあるらしい・・・。

 

 

これは、ゴーカン・ホタミシュリジル博士の説です。

 

 

メタボリックシンドロームの人の体内では、

脂肪細胞が内部に油を蓄えてパンパンに膨らんでいる。

 

     ↓

 

脂肪細胞の中でぶつかり合う油の粒。

 

脂肪細胞はそれらを「外敵」と勘違いして、

「警告メッセージ」を全身へ向けて発信!!

 

     ↓

 

  「敵がいるぞ〜!」

 

     ↓

 

そのメッセージを受け取った免疫細胞が

活性化し、戦闘モードに。

 

     ↓

 

更に免疫細胞は次々と分裂し、

自分自身も「敵がいるぞ!」という

誤った警告メッセージを全身へと拡散。

 

    ↓

 

「免疫の暴走」がはじまる。

 

    ↓

 

血管の壁を通り抜け、あふれた油を発見!

 

「これこそ排除すべき異物だ!」と認識し、

次々と油を食べはじめる。

 

    ↓

 

あまりにも油が大量過ぎて、

免疫細胞はパンパンに膨れ上がる。

 

    ↓

 

ついには・・・破裂!!

 

    ↓

 

免疫細胞が体内に持っていた

攻撃用の有毒物質が周囲に飛び散る。

 

    ↓

 

こうして、暴走した免疫細胞が

身体の様々な場所をいためつけ・・・

 

心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、腎臓病、高血圧

などの病気を引き起こしていく。

 

 

 

この脂肪細胞の「誤った警告メッセージ」による「免疫の暴走」。

 

これを抑える「メッセージ物質」を、

筋肉の細胞が出してくれるというのです。

 

 

ベンテ・ペターゼン博士によると、

筋肉を動かした時に出る「ILー6」という「メッセージ物質」が、

「免疫細胞の暴走」を抑える働きをしてくれるそうです。

 

 

運動をすると「ILー6」が筋肉から血液に放出される。

 

    ↓

 

「ILー6」のメッセージを、

暴走している免疫細胞が受け取る。

 

    ↓

 

「戦うのをやめて」

 

    ↓

 

免疫細胞の戦闘モードが解除され、

警告メッセージも静まっていく。

 

    ↓

 

免疫細胞の暴走がおさまる。

 

 

 

番組の中では、「ILー6」を注射すると、

体内にあった「警告メッセージ物質」が

半減したという実験結果が紹介されていました。

 

 

以前に「花粉症対策にストレッチ」という記事を書いたのですが、

このシリーズを観て、ストレッチが花粉症に効く理由がわかりました。

 

花粉症も「免疫細胞の過剰な反応」によって起こりますから、

ストレッチで筋肉を伸び縮みさせて「ILー6」が放出されれば、

免疫細胞の戦闘モードが解かれ、花粉症の症状が軽くなる。

 

ベンテ・ペターゼン博士が唱える説と

同様の仕組みが当てはまりますね。

 

 

ちなみに、この「ILー6」は、

免疫を活性化する物質でもあるそうです。

 

山中伸弥教授は「ILー6」のことを、

「ボケもツッコミもできる芸人さんのようなもの(笑)」

と例えていました。

 

 

人間の身体って、不思議でおもしろいですね。

 

 

 

最後に、ベンテ・ペターゼン博士の言葉です。

 

 

「私たちの身体は、動くことを前提に作られている。

 

 動かずにいれば、筋肉からの

 大切なメッセージ物質が出なくなり、病気に陥る。

 

 筋肉を動かせば命を守れる」

 

 


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