動物が、新型コロナワクチンによるシェディングを受けて体調を崩す。
「ホンマですか?」
と言われることもありますが、私はホンマにあり得ることだと思います。
2022年2月16日
ウチのふくちゃん(桜文鳥・♀)が血便を出しました。
ふくちゃんと5年一緒に暮らしてきて、初めてのことでした。
早速、その日のうちに動物病院へ。
「文鳥は主に冬が発情期のため、その影響で卵管に何か問題が起きているのか?」
「それとも腸に問題があるのか?」
小鳥にできる検査は限られているので正確な原因はわかりませんでしたが、それらの可能性をもとに、2021年から飲ませ続けている発情を抑えるホルモンの薬に併せて止血剤を処方してもらい、しばらく様子を観ることになりました。
薬が効いたのか、その後の3日間は血便が出ず。ちょっと安心しました。
ところが、20日にまた血便が3回。
21日は血便なしで、22日にまた1回、23日には7回、24日は6回。
25日にも血便が沢山出たのでまた病院へ行き、獣医師さんと相談して胃腸の薬も飲ませることになりました。
原因がわからない以上、病院でできることはここまでのようです。
また血便が続いて病院へ行っても、薬を増量するか、薬の種類を変えるか、という対処になると思います。
このまま薬を飲ませ続けても、ふくちゃんが良くなる気はしませんでした。
「どないしたもんかなぁ・・・」
その夜ウチの奥さんと話し合っていたら、彼女がふと思いつきました。
「これって、シェディングかもしれんで?」
昨年の2月と言えば、「ブースター接種」という名のもとに3回目のワクチン接種が盛んにおこなわれていた時期です。
白樺整体院に来られるお客さまの中にも、3回目を接種した方が何人かおられました。
私自身もシェディングを体感し始めたのは3回目からで、皮膚の湿疹、喉や首の痛み、頭痛、目のヒリヒリ感などの症状が出ていました。
ふくちゃんのケージは、施術をしている私から見える場所にいつも置いていたので、ふくちゃんがシェディングを受けている可能性は十分に考えられます。
「ほんなら薬はやめて、シェディング対策一本にしてみよう!」
翌26日から、お客さまが来られた時はふくちゃんのケージを2階へ移すことにしました。
沢山の人が訪れる動物病院へふくちゃんを連れて行くのもやめました。
薬については、発情を抑えるホルモンの薬だけは続けて、止血剤と胃腸薬は中止。
シェディングの治療薬として、イベルメクチンを飲ませることにしました。
FLCCCによるCOVID-19の早期治療ガイドによると、イベルメクチンを人間が飲む際の分量は0.4〜0.6mg/kg。
ふくちゃんの体重が約25gなので、0.025kg×0.4〜0.6mg=0.01〜0.015mgとなります。
「0.01〜0.015mg」なんてキッチンスケールでは計量できないので、ここは勘です。
人間用のイベルメクチン12mgをピルカッターで割った時に出る細かい粉(針の先ほどの大きさ)を、1〜2粒だけ飲ませることにしました。
あとは飲ませ方です。
ふくちゃんが大好きな生の玄米を同じくピルカッターで二つに割り、割って平たくなった面の上にイベルメクチンの粉を乗せる。
それを顔に近づけると、何の疑いもなく喜んで食べてくれました。
これを1日1回、3〜4日続けることにしました。
27日
血便の中の血の量が減ってきました。
28日
シェディング対策を始めて3日目で、血便がゼロになりました。
翌日の3月1日
血便はゼロ。
症状がひとまず落ち着いたので、イベルメクチンはここで中止。
合計4日間飲ませました。
この日から今日(2023年1月24日)まで、血便は一つも出ていません。
「シェディングかも?」という予想に従って対処をして、本当に良かったと思います。
発情の抑制についても、この後の4月から薬を飲ませるのをやめて、エサの量を減らすことや、ケージの中に全くエサがない時間をつくることで、卵も産まなくなりました。
時々尾羽を振って発情しますが、長続きはしません。
メスの文鳥は体重の増加が卵をつくり出すサインなので、毎日必ず体重をチェックしておくことも大切です。
そして、イベルメクチン以外のシェディング対策は今もずっと続けています。
身近な動物に今までにはなかった不調が出る場合、原因の一つとしてシェディングを疑ってみてもいいと思います。
具体的な対処法はいたってシンプル。
新型コロナワクチンを接種した人と動物との距離を離すことです。
念のため、インフルエンザや他のあらゆるワクチンについても同様の対処をした方がいいと思います。
飼い主さんが接種者なら、もうこれ以上ワクチンを打たないことと、ご自身の身体を解毒することが、動物を守ることにつながります。
あと、シェディングを受けた人からシェディングを受けることもあるので、未接種者であっても電車に乗ったり会社へ行ったり多くの人に会った後は、帰ったらまず服を着替えて、出来ればシャワーを浴びてから動物に触れることをおすすめします。
イベルメクチンを飲ませる飲ませないは自己責任なので、あえておすすめはしません。
以上、手帳に残ったメモをもとに書いてみました。
去年の私たち夫婦の様に、愛する動物の不調で困っている方の参考になれば幸いです。