次はアニータ・ムアジャーニさんの『喜びから人生を生きる!』です。
末期癌で瀕死の状態から臨死体験を経て生還し、
癌を克服したアニータさんの体験記。
2006年の2月。
アニータさんが昏睡状態で病院に担ぎ込まれた後、
医師がアニータさんの旦那さんに言った言葉です。
「残念ですが、もう奥様のためにできることは何もありません。
奥様の臓器はすでに機能を停止しました。
レモン大の癌が、頭蓋骨から下腹部まで、
すべてのリンパ系組織に広がっています。
肺だけでなく、脳も液体でいっぱいです。
癌による皮膚病変も見られます。
おそらく今晩が山でしょう」
アニータさんはこの状態から復活し、今もお元気にされています。
「マインドが変われば全てが変わる」
アニータさんの体験記はそういうことを教えてくれます。
また、臨死体験中にアニータさんの意識が
どんどん拡大していく時の描写が素晴らしくて、
この肉体がある内にその断片でも味わいたいなぁと思いました。
『喜びから人生を生きる!』を
読んで気に入られた方は、こちらもどうぞ。
アニータさんの2冊目の著書、『もしここが天国だったら?』です。
癌から生還した後の実体験を織り交ぜながら、
私たちを制限する「信念」や「誤った社会通念」から
自由になるためのヒントが書かれています。
この本からも沢山の気づきをいただきました。
最後は、これ。
小さな宇宙人アミと少年ぺドゥリートの物語、
『アミ 小さな宇宙人』です。
(残念ながら、3冊とも今は絶版になっています)
この本を読んだのは13年も前のこと。
当時の私は、宇宙人アミが教えてくれる
真実(私はそう信じています)の数々に、目からウロコでした。
「地球人より進化している宇宙人って、
自由で平和でめっちゃ愛に溢れてるやん。
それに比べて自分はどうや。
自己中心的で欲望とエゴにまみれてるやないか。
進化するためには、もっとええ人にならなアカンなぁ・・・」
と、自分のエゴを否定をしていい人になろうとしていました。
・・・でも、それではうまくいきませんね。
アミはとてもおもしろくて美しい物語ですが、
「どう生きればいいのか?」
という実践方法までは書かれていないので、
私のように自己否定や自己犠牲をして、
道に迷ってしまう場合があります。
だから、今まで紹介した本などを読んで、
「自分の心を大切にすること」を学んで、
ある程度実践してから読むことをオススメします。
「きみに前に言ったけど、愛は力であり、
振動であり、エネルギーであって、
それらの量は、たとえば、
”センソ・メトロ(感覚計)” のような器械で、
測定することができるって言ったのおぼえているね」
※「センソ・メトロ」は、アミが持っている愛の度数を測る器械。
『ドラゴンボール』に出てくる「スカウター」のようなもの。
「うん、おぼえている」
「光もまた、おなじように、エネルギーであり、振動なんだよ」
「ほんとうに?」
「うん。X線も、赤外線も、紫外線も、そして思考も、
みな異なった周波の ”おなじもの” の振動なんだよ。
周波が高けりゃ高いほど、
物質やエネルギーがよりせんさいになる。
石と思考は、異なった周波の ”おなじもの” が
振動したものなんだよ……」
「ふ〜ん。で、その ”おなじもの” て、いったいなんなの?」
「愛だよ」
「ほんとうに?」
「そうだよ。みな、すべて愛なんだ。すべてが神なんだよ……」
「じゃ、神は宇宙を純粋な愛でつくったの?」
「神が ”つくった” というのは、ひとつの表現であって、
じっさいには神が、宇宙や、石や、きみや、ぼくや、
星や、くもに ”変化する” ことなんだよ……」
「ということは……ぼくも神っていうこと?」
アミはやさしく笑って、こう言った。
「海のひとしずくが、たとえおなじ物質でできていたとしても、
海だとは言えないだろう。
きみは神とおなじ物質からできている。
きみは愛なんだよ。
進歩が少しずつ、われわれの真のアイデンティティである
”愛” を認識させていくよ」
「じゃ、ぼくも愛なの?……」
「とうぜんだよ。
自分じしんのこと、さし示してごらん」
「よくわかんない、アミ」
「”ぼく” と自分のことを言うとき、
自分のからだのどの部分を指さして言っている?
”自分” と言って指さしてごらん」
自然に胸の中心を指さして ”ぼく” と言っているのに気がついた。
「どうして、たとえば、
おなかやのどやひたいを、ささないのかな?」
胸以外のところをさしているのを想像したら、
とてもこっけいに感じた。
「自分でも、どうして胸を指さしたかわからないや」
「なぜならね、そこに、ほんとうのきみがいるんだよ。
きみは愛だ。
そしてそのハートの中に、きみの住まいがあるんだよ。
きみの頭は、たとえば、一種の潜水艦の ”潜望鏡” のようなもので、
きみに——(と言ってぼくの胸をさして)——外のようすを
知覚させる役目を果たしている。
その ”潜望鏡” と内部にある
”コンピューター” である頭脳のおかげで、
ものごとを理解したり、生命機能を司ったり、
手足は、ものを取りあつかったり、からだを移動させたり、
でもきみじしんはここにいるんだ。
——(ふたたびぼくの胸を指さした)——
きみは愛だ。
だから、どんなことでも愛に反したおこないは、
きみじしんに反したおこないになり、
愛である神に反したことにもなるんだよ。
だからこそ、宇宙の基本法は愛であり、
愛が人間の最高位のもので神の名を ”愛” と言うんだ。
宇宙の宗教とはまさに、愛を感じることであり、
愛をささげること。
これにつきるんだよ。
これがぼくの宗教なんだよ。ぺドゥリート」
以上、私がオススメする本をご紹介しました。
気になったものがあれば手に取ってみてください。